バスク州の州都があるVitoria-Gasteiz。
中世の時代から、その立地から流通、防衛、そして経済面で重要な役割を果たしてきたこの町。
現在の研究では、8世紀頃から今のビトリアーガステイツの旧市街あたりに、人々が集落をつくり住みはじめ、当時からの主な産業は製鉄業。その後旧市街はどんどんと拡大していき、12世紀前には、すでに立派な城壁と、サンタマリア大聖堂が作り始められました。時代と、そして町の反映の度に”Gasteiz”, “Vitoria”, “Nueva Vitoria”, “VIilla Suso”と呼び名が変わり、現在ではこの首都の正式名称はバスク語のGasteizとスペイン語のVitoriaを合わせてVitoria-Gasteizと呼ばれています。
ビトリアーガステイツの最も古い建物の1つのこのサンタマリア大聖堂は、ロマネスク形式からゴシック形式に装飾が次々と加えられ、度重なる補修工事などで耐え切れなくなり1994年に天井の一部が崩れ落ちてのをきっかけに、徹底的に最新の技術で分析され、そして教会の地下の発掘もすすみました。最近までは、「修復現場を見れる大聖堂」という貴重な体験ができましたが、それもまたこの町の過去の一ページ。ほとんど現在では修復は完了してしまいましたが、それでもこの大聖堂の入場観光をすると、この町の8世紀からの歩みや、考古学研究でわかったこと、普通の大聖堂見学とは一風かわった特別な体験ができます。
バスクの空の入り口のビルバオ、そして有名観光地サンセバスチャンと違い、このバスク州の州都ビトリアーガステイツは、バスクの地元の人たちが街中にあふれており、きっと素敵なバスクの旅の体験をさせてくれるはずです。
またビトリアーガステイツにも最近は美味しいピンチョが食べられるバルが増えてきています。そしてビトリアーガステイツのあるアラバ県といえば、世界的に有名なリオハワインの産地でもあります。
是非、バスクにお越しの際は、ビトリア―ガステイツへの冒険の旅、一緒に行きませんか。