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guide to Basque

オンダリビア

活気溢れる漁師の村。しかし城壁の中に1歩踏み入れれば、そこは中世。 オンダリビア(Hondarribia)。バスク語で「砂の浅瀬」という名のこの街。 http://basquecountry.discoverybasque.com/wp-content/uploads/2013/11/Hondarribia-オンダリビア_日本語ツアー_ディスカバリーバスク_3-e1385561610129.jpg歴史は古く、旧石器時代の遺跡が数多くこの地から発掘されています。オンダリビアの魅力は異なった2つの顔を持っていること。この街に訪れたものを最初に出迎えてくれるのが、その名も「漁師街」。近隣のバスクの村々と同様、漁業が街の中心産業であったこの街の、元漁師たちが住んでいた地域。特にSan Pedro通りはサンセバスチャンにも負けず劣らずの有名バルが軒を連ねます。Gran Solは数々のピンチョコンクールで入賞した経歴を持ち、小さな店内は賞状が所狭しと飾られています。ここのバルに来たら、是非バルに並ぶピンチョスだけではなく、壁に書かれている温かいピンチョスを試したいものです。また色鮮やかなバスク建築の家々が改装されたバルでピンチョを楽しめるというのもオンダリビアの魅力の一つ。以前、漁師たちが自分たちの船にペンキを塗った際、余ったペンキを使って自分たちの家々を塗ったとのこと。この街では、これまたバスクが発祥と言われる、ベレー帽をかぶったバスクのおじ様たちが、小さなベンチに身を寄せ合いながら、ひと時の談話の時間を楽しむという、いかにもバスクらしい光景にもよく出会うことができます。 一方、漁師街から緩やかな上り坂をあがっていくと、そこに旧市街があります。旧市街を囲む城壁の中に一歩踏み入れると、時間の流れが一気にゆっくりと感じられます。街が醸し出す独特の中世の香りに、まるで自分も飲み込まれたようになり、何を知らずとも、この町が生き抜いてきたであろう、深く長い歴史に尊敬の念を掲げたくなることでしょう。 http://basquecountry.discoverybasque.com/wp-content/uploads/2013/12/hondarribia-parador.jpg旧市街の中心地にあるのが、旧カルロス5世の古城。1968年にパラドールとして新たな命と任務を与えられました。カルロス5世以前にも、代々昔からこの街の征服に成功した王たちの住居としての役割をすでにはたしてきたこのお城。お城といっても、フランスとスペインの国境に位置するオンダリビアは、外部からの攻撃が絶えることがなく、それらの危険から身を守らなければなかったため、機能性が最重要視され、豪華な装飾等は外部からは一切見ることができません。オンダリビアが打ち破られれば、内陸の街々にも敵が進出してしまう。どうしてもこの街で外部の侵入を防がなければならなかったのです。そのため12世紀頃に造られた城壁は、武器の進化とともに進化をし続け、この街の住民、そして近隣の住民を守る役割を果たしてきました。パラドールも現在は改装されていくつか窓が作られましたが、壁はとても分厚く、今でも銃弾の跡が見ることができます。 このパラドールがあるArma Plazaからは、フランスバスクの最初の街、エンダイアを見渡すことができます。透き通った輝く水面上に浮かぶ、ヨットや漁船。その先に広がる異国、フランスの街並み。ロマンを感じずにはいられません。またフランスには漁師街から定期船が運行しています。ここからお隣の国、おフランスへぶらり旅、してみたくなるものです。 またオンダリビアにきたら是非訪れてみたいのが、ミシュランの1つ星レストラン、Alameda(アラメダ)。旧市街から徒歩10分程度のところにあります。コースメニューは35ユーロからとい良心ぶり。そのほか50ユーロ、80ユーロのものとあり、好みで選ぶことができます。