長年羊と暮らしてきたバスク人の作る、羊のチーズ。
バスク地方とナバラ地方の北部で作られています。元々、羊使いとしてアメリカ大陸に渡ったバスク人がたくさんいたほど、バスク人と羊は切っても切り離せない関係。 「イディアサバルチーズ」という名のチーズの最初の記述は12世紀の後半に存在しています。その後、産業革命やスペインの内戦などを経ながらも、1987年にD.O.(原産地呼称保護)に指定され、その名はスペイン国内のみならず、世界に知られるようになりました。イディアサバルチーズのD.O規定は、まずLATXAもしくは、CARRANZANAという羊の種の乳を使用すること。そして使用する乳は無殺菌のものになります。熟成には2か月~6か月、燻製のものとそうでないもの、2種類あります。
また、チーズに興味がある方は、是非イディアサバルにある、「イディアサバルチーズ博物館」をお勧めします。歴史的説明のみならず、数種類のイディアサバルチーズの試食コーナーもあり、とても興味深い内容になっています。また、近隣のチーズ農家とも提携しているので、事前に予約すれば、チーズ農家訪問も可能です。(プランによっては最小人数があるので、事前に要チェック)。また、チーズ博物館は冬季は特に開館日が少ないので、事前によくご確認ください。
イディアサバルチーズ博物館(CENTRO DE INTERPRETACIÓN Y DEGUSTACIÓN DEL QUESO) ホームページ: http://www.idiazabalturismo.com/ (スペイン語とバスク語のみ) 住所: Kale Nagusia 37 bajo, 20123 IDIAZABAL (Gipuzkoa) 電話: (+34) 943 18 82 03 E-mail: info@idiazabalturismo.com