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guide to Basque

バスクのナバラ州 黒トリュフの産地で採掘体験

トリュフって皆さんお好きですか?

トリュフを知らないって方は、いらっしゃらないかもですけど、
トリュフに関して、詳しく知ってる方も少ないのでは。

おそらく「トリュフ」を使う料理と言えば、
フランス料理やイタリア料理がイメージにあがってきて、
あまりスペイン料理やバスク料理といったイメージがないかもしれませんが、
実はスペインの内陸には、質の高いトリュフが取れるエリアがたくさんあるのです。


美食家の貴方、美食を求めたバスク旅行で、
観光だけでなく、もう一歩踏み込んだ、体験・ふれあいをされたい方には
本当に自身をもっておすすめできるプランです。


今回、ご縁があり、私たちをトリュフ採掘に案内して頂いた方は、
ナバラにあるトリュフ博物館を作った方でもあり、
ナバラのトリュフの仕掛け人といっても過言でないかもしれません。
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この地域では、夏トリュフと冬トリュフがとれるそうなのですが、
貴重価値としても、質としても、冬トリュフが勝るので、
できれば12月から3月くらいが、最もおすすめの時期です。
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実は去年から招待されていたのですが、
ちょうど去年2021年のこの頃のスペインは、新型コロナの影響で、
県をまたいだ移動が規制されてた関係で、結局いけないまま
冬トリュフのシーズンが終わっちゃったのです。
(そう考えると、今はだいぶ状況が良くなったんだなーとしみじみ。。)

ナバラのトリュフ博物館に10:30集合とのことだったので、
2月の気温3度の寒い朝、ハイキング用のシューズと、防寒具を着込んで出発。


博物館前で、農家の方と合流。
トリュフ犬2匹も、ワゴンから飛び降りて、元気いっぱい。
ラブラドールの雄のスタンは、体も大きくその嬉しくてフリフリする
しっぽでもバシバシ痛いくらい(*´▽`*)

まずは、トリュフ博物館に入り、トリュフの種類から、採掘できるエリア、
トリュフのできる仕組み、採掘方法など、写真と図を交えて、
わかりやすく解説されているところを見学。
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改めて、今までの自分がいかにトリュフに関して無頓着だったなーなんと感じる
わけです。

そんなこんなで、もう時刻は11:30頃。
友人の車で送ってきてもらったので、なんだかんだ家をで7時30分から時間が
たってるので、お腹はぺっこぺこ。
ちょうどそのタイミングで、博物館の横にあるバルスペースで、
取れてのトリュフをふんだんに、うずらの卵にかけた、
なんともシンプルだけど贅沢なピンチョを、ナバラの白ワインとともに。
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いやー美味しかったなー。
トリュフって白ワインとも、こんなに相性がいいんだなーと。

そして、その後は待ちに待った、トリュフ採掘体験!
車で10分ほど移動し、彼らのトリュフ農家へ。
等間隔に植えられた、セイヨウヒイラギガシの木。
その根っこの部分に、トリュフができるのです。
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早速、トリュフ犬たちが、トリュフのにおいを探知して、
掘り始めるのです。それを見つけると、すかさず人間が駆け寄り、
犬が示したエリアを、慎重に掘っていくと、トリュフが出てくるー!!
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トリュフ好きな動物というと、イノシシや豚のイメージがありませんか?
確かに、それは正しくて、彼らは本能的にトリュフを見つけ出し、
それを餌として食べるのです。

というか、あのトリュフ独特の良い香り。
それはトリュフの生き残りの戦略で、ずーっと土に埋まっていて
誰にも発見されなかったら、繁殖できないじゃないですか。

だからあのなんとも言えない、良い香りを放って、
イノシシや豚などの動物に食べてもらい、
その動物たちが、移動をしながら、糞をすることによって、
繁殖していく戦略なのですって。

でも、人間の私たちも食べたいわけで、
イノシシや豚と、トリュフ採掘にいったら、取り合いになっちゃうわけです。

そこで登場するのが、我ら人間の長年の相棒、「犬」なわけです。
犬は、イノシシとかと違って、自然にトリュフをかぎ分けたり、
それを餌としたりはしないそうなのですが、
子犬の頃からトレーニングすることによって、もちろん彼らの嗅覚がすぐれて
いることは、いうまでもなく、
食べずに、飼い主にトリュフの在りかを教えてくれるのです。
(でも、約一匹、気を抜くとトリュフを食べちゃう犬がいたけど (笑)

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でも、やっぱり慣れないと、いくら犬が教えてくれても
トリュフを見つけ出すのは容易じゃない!
浅くところにある場合はまだしも、結構ふかーいところにある場合も多くて。。
色も土と同化してるし、プロたちは土のにおいをかぎながら、
こっちだーとかあっちだーって軌道修正しながら掘り当てるんだけど
素人は、もうちょっとたつと、もう鼻にトリュフのにおいがついて、
もうどこの土の匂いを嗅いでも、同じ匂いしかしないという。。。
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そんなこんなで、1時間半くらい、めいっぱいトリュフをとった後は、
近くの地元の人に愛されるレストランで、農家3兄弟と私たちで、
ゆっくりランチを頂きました。

本当に、素朴で人間味があって、素敵な3兄弟の人柄に
改めて、旅を通して、人との出会い、新たな体験の素晴らしさを
実感した1日でしたー!
また、そんな体験をみんながたくさんできる世界に早くなってほしい!!


是非、次はあなたも、そんな深い体験、一緒にしてみませんか?

モデルツアーもアップしました。
https://discoverybasque.book.ntmg.com/products/474e2a6d-b9b3-59b9-a706-3be0f201cfc5?lng=ja-JP