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guide to Basque

バスク織

鮮やかなストライプの柄が印象的なバスク織。 なんとも言えない品格、清潔感、高級感が感じられるこの織物。私も最初、バスク特集の雑誌を一目見た瞬間から、「一目惚れ」してしまい、少しずつですが、キッチンを始めバスルーム等にこのバスク織を使用しています。 元々は、農家の人々が自分達の家畜から、虫や太陽の強い日差しから守るために、家畜の背中部分に“SAÏAL”と呼ばれる「布」をかけていたのが、現代のバスク織の起源。 

数百年前は、ストライプといえば青色が主流だったそう。農家によって、異なったストライプのパターンがデザインされた布を使用していました。ちなみに使われていた繊維は“亜麻”。触るとちょっとひんやりとするこの素材は、太陽から身を守るためには適した素材。さらに植物からとれる天然素材のこの繊維は、当時でも栽培農家があったため、比較的簡単に手に入ったというわけです。 1900年ごろになると、「7本のストライプ」が流行。なぜ7本か?-それは現在のフランスとスペインを跨いで、バスク地方はもともと7つの地方から構成されているからです。つまりバスク人としての誇りの印なわけです。そしてストライプの色も、青だけでなく、バスク旗の緑や赤を始め、様々な鮮やかな色のものが登場してきたのです。 バスク織を購入したいなら、断然フランスバスク。スペインバスクでは、残念ながらあまりバスク織のショップに出会うことができません。今でも多くの住民が農業で暮らしているフランスバスクに比べて、スペインバスクでは早くから産業に生活の基盤が移行したということも、大きく影響しているのでしょう。 

特に小さな港町、サンジャンドリュズには、バスク織の老舗ブランドか所せましとブティックを出しているため、効率よく、一番お気に入りのバスク織を選ぶことができます。同じくフランスバスクのバイヨンヌやビアリッツでも、いくつかのバスク織のショップに出会うことができます。またサンジャンドリュズの街の郊外(車で10分ほど)には、バスク織の老舗であり常に最先端を行くJean Vierの専門店があります。サンジャンドリュズ市内のブティックとの違いは、なんといってもお店の規模。昔ながらのバスクの家を改築されて作られたこのショップでは2階に渡って、様々なバスク織やキッチングッズが並びます。 また、是非バスク織の工場見学もお勧め。数多くあるバスク織のブランドですが、残念ながら実際に今でもフランス、バスク地方で生産しているのは、たったの2店。LartigueとOna-Tiss。どちらの生産工場もビアリッツやサンジャンドリュズから車で1時間ほど内陸に行ったところに、独自の工場を持っており、事前に予約をすれば、工場見学をすることができます。 ※バスク織の工場見学の予約、専用車送迎はお気軽にご相談ください。

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